引越しと一緒に不用品処分を行う上での注意点とは?主な種類も確認!
引越しをしている際は、荷物を片付け整理しているうちに不用品があふれ、どのように処分したらよいのか困っている人もいるのではないでしょうか?不用品によっては処分するよりもお得に売却する方法もあるので、自分に合った方法を選んで処分したいものですよね。今回は引越しの際、不用品処分を行う上での注意点や主な種類について紹介します。
引越しをする際の不用品処分の方法とは?
引越しをする際に出る不用品には、処分方法が複数あります。不用品によってもさまざまで、種類や大きさなどによって処分方法が異なるようです。ここでは不用品処分の主な方法を紹介しましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者は依頼をすると、自宅まで不用品を引き取りに来てくれます。こちらの日程や都合に合わせて回収をしてくれるので、スムーズに不用品を処分できそうです。不用品回収業者に依頼した場合の一般的な基本料金は、3,000~5,000円程度が相場でしょう。
基本料金の他に、出張費・車両費・不用品の処理費用・オプションなどがかかるケースもあります。不用品回収業者によって基本料金以外の相場は異なるため、依頼する時には複数の業者に電話で問い合わせたりホームページで確認したりするとよいでしょう。
気を付けなければいけないのが、悪質な回収業者です。チラシやネット広告を見て依頼したが、不当に高額な請求をされたというトラブルも発生しているため注意してください。事前に目安を確認し把握することで、業者を探す目安となるでしょう。
ネットオークション・フリマアプリに不用品を出品する
もう使用しない不用品でも、家具や家電の状態がよければインターネットやアプリを使って不用品を売却できます。不用品が売却できればお得に処分できるのでおすすめです。
ただし、ネットオークションやフリマアプリに不用品を出品するには、購入者とのやりとりや梱包や発送などを行わなければなりません。また、買い手がつかなかった場合に備えて他の処分方法も考えておいた方がよいでしょう。
親しい人に譲る・必要な方に寄付する
親しい友人や知人の中に欲しいという人がいる場合は、譲るのもよいでしょう。相手にも喜んでもらえて気軽に処分できます。ベッドやタンスなど大きな家具は、譲る友人や知人の家まで運ぶのが困難です。そのようなケースも踏まえて、譲る前にしっかりと相談しておきましょう。
また必要としている人に寄付をする方法もあります。福祉施設や海外NGOなど寄付を受け付けているところもあるため、機会があれば提供するのもよいですね。
地域の自治体の粗大ゴミ回収を利用する
自治体の粗大ゴミ回収に依頼して不用品を回収してもらう方法です。粗大ゴミの回収には荷物の種類や条件があります。各自治体によって異なるため、自治体のホームページや電話で確認しましょう。基本的には有料になります。家電リサイクルとみなされるテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・乾燥機や危険物にあたるタイヤ・バッテリー・ガソリンなどは、粗大ゴミとして出すことはできません。
不用品を粗大ゴミで出すには、粗大ゴミに該当するかまず各自治体に電話で確認してください。その後、回収日を決めたらコンビニなどで購入できる「有料粗大ゴミ処理券」を購入します。粗大ゴミにシールを貼り、回収日に指定の場所に不用品を出しましょう。
引越しをする際に出がちな不用品
引越しをする際に出がちな不用品を紹介します。
家電・家具
ベッドや机、タンスなどの家具は処分する時に粗大ゴミで出せますが、家電は注意しておかなければいけません。家電リサイクル法によって「エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機」の4種類の製品は、処分にリサイクル料金がかかってしまうのです。買い替えでは店舗で引き取ってもらえるでしょう。
そうでなければ自治体の決まりに沿って処分するか、各都道府県の指定の引き取り場所へ持ち込み、処分してもらわなければいけません。処分する際には家電リサイクル券が必要となるため、用意しておきましょう。その際、家電のメーカ名・サイズなどの記入が必要になるため、メモすることをおすすめします。
食器
あまり使用していない食器は、処分しようと思う人は多いのではないでしょうか?食器はそのまま処分できますが、食器買取専門サービスもあります。こだわりの食器やブランド物の食器など、そのまま捨ててしまうのはもったいないと悩んでいる人は相談してみるのもおすすめです。
自転車
自転車の運搬のコストを考えて、処分してしまおうと思う人も多いでしょう。自転車を処分する時は、防犯登録を抹消しておかなければなりません。抹消手続きは住んでいる地域によって異なるため、都道府県の自転車防犯協会のホームページから、手続きの方法を調べておくとよいでしょう。
また自転車を譲る時にも一度防犯登録を抹消するか、防犯登録の控え、譲渡証明書を渡さなければいけません。控えがない場合には、自転車防犯協会のホームページからダウンロードできるので用意しておきましょう。
引越しと一緒に不用品処分を行う上での注意点
自治体を利用して不用品を処分する時には、地域の処分方法やルールを確認して処分しましょう。不用品の回収には一般廃棄物処理業許可証が必要ですが、許可証を持たずに回収している業者もいます。後で高額な料金を請求される可能性があるため、気を付けましょう。不用品の処分は、方法によって手間や時間がかかるものです。効率よくスムーズに引越ししたいと考えている人は、不用品の処分は引越しする前に済ませておくのがよいでしょう。
引越しでは思っていたより不用品が出ることも多く、引っ越しの準備や手続きなども重なり、処分は手間のかかる作業でしょう。不用品の処分にはさまざまな方法があるため、自分の都合に合った方法を選び、適切に処分しましょう。