引越しするとき大丈夫?トレーニングマシンは作業や料金に影響するのか
近年は筋トレが流行っているので、トレーニングマシンを購入した方も多いのではないでしょうか。家でトレーニングするのは、すばらしいことなのですが「今後引っ越しをするときに、なにか影響しないだろうか…?」と心配している人も居るでしょう。今回は、トレーニングマシンを持っている方が、引っ越し時に考慮すべき点を解説します。
大型のマシンは断られる場合がある?
大型のトレーニングマシンは、残念ながら引っ越し業者に断られてしまう場合があります。もちろんすべてのトレーニングマシンが運べないわけではありません。たとえばパワーラックのような、ウェイトトレーニング+懸垂を合わせてできる大型のマシンや、そのほかプロ仕様の大型マシンなどの場合は、断られてしまうことがあります。
断る引っ越し業者は、大手企業、中小企業どちらの場合も同様にあります。引っ越し業者は1日に複数の案件をこなしていて、時間に追われている関係上、分解だけで1~2時間はかかってしまう、これらの大型マシンを運ぶ余裕がないのだと考えられます。トレーニングマシンは大きいものだと、100キロ~300キロのものもあり、もし重いマシンを運ぶときに、建物にぶつけてしまうと、物件損傷の危険もあります。クレームや、訴訟に発展することを避けるためにも、最初から重いマシンを運ぶリスクを避けたいというのが、引っ越し業者の立場なのでしょう。
もちろん、すべての引っ越し業者がトレーニングマシンは運ばないと社内ルールで定めている訳ではありません。諦めずに一度、検討している引っ越し業者に問い合わせることが大切です。その際に自身の所有している、トレーニングマシンの種類、大体のサイズ感などを伝えてみて問題がないか、追加料金を払う必要があるかなどを複数社に聞いてみましょう。
解体できれば問題なし?
持っているトレーニングマシンが、ご自身で解体可能な場合もあるでしょう。重量が100キロを超えるようなトレーニングマシンだと、引っ越し業者が対応できない場合や、別料金が発生することもあるので、可能だったら解体することも視野に入れておきましょう。ただ、トレーニングマシンの解体は組み立て作業と比較すると難しく、慣れていないと数時間かかってしまいます。
なにより危険で、壁に穴をあけてしまう可能性も考えられます。不安な方は一人では行わず、誰かに手伝ってもらいながら作業を進めるとよいでしょう。引っ越し業者に問い合わせて、自分の持っているトレーニングマシンの規模を伝えると、解体しておいたほうがいいのかどうかを教えてもらえる場合もあるので、確かめてから、解体を始めましょう。
基本的には、ハーフラックやパワーラックは解体しないと対応してくれない場合が多いようです。一方でベンチ台などの比較的軽めのトレーニングマシンは、無理して解体する必要はありません。解体作業は、自己流で行うと危険な場合があるので、少しでも不安がある方は、ネット等でご自身のトレーニングマシンの解体のやり方を見てから、実際に解体に取り組みましょう。
トレーニングマシンのあるご家庭が引越しする際の注意点
一番重要なのは、ここまでの記事で何度が話題にあげましたが、やはり引っ越し業者に問い合わせる際は忘れずに、トレーニングマシンを所有していると伝えることです。基本的にそこで今後の対処策を教えてくれるはずです。できれば複数の企業に問い合わせて、自分にとって一番無理のない方法を選択できる引っ越し業者を選びましょう。
注意すべき点2つ目は、避けられない労力が発生してしまう場合があることですね。とくに規模の大きいトレーニングマシンをもっている方は、どうしてもマシンの解体が必要になる場合があります。解体作業をやったことがない方や不器用な方は、一人で行わずに人の助けを借りましょう。一通りの工具類がそろっていると、作業はより簡単になります。工具類がなくても解体作業はできますが、作業効率がかなり違ってくるので、できれば買っておきましょう。値段も物にはよりますが、そこまで高くはありません。
一度購入しておけば、引っ越し先でトレーニングマシンを組み立てるときにも役立ちますよ。解体したパーツは、引っ越し時に傷ついたり、歪んだりしないようプチプチで包む、結束バンドで固定するなどして引っ越し業者に持っていってもらいましょう。
まとめ
今回の記事では自宅にトレーニングマシンがある人が、引っ越し時に気を付けるべき点、業者に断られてしまうケース、解体の有無についてポイントごとに解説しました。トレーニングマシンを引っ越しするのは、初めてだという方は不安に感じることもあると思いますが、手順さえ踏んでもらえれば、引っ越しは問題なくできることが解説しました。重要なのは引っ越し業者への相談。今回の記事だけで解消しない悩みが生まれた場合も、業者へ連絡することで対処法を検討してもらえる場合もあります。せっかく購入したトレーニングマシンを、引っ越しを理由に手放すことになる人が一人でも減れば幸いです。