引越しのストレスで抑うつや体調不良になるのはなぜ?効果的な対策をご紹介
引越ししたら新しい町の探索やインテリアを買うなど新生活が楽しみな方もいるでしょう。しかし、引越しする全員が引越し後の生活を楽しみにしているわけではありません。なかには引越しに強いストレスを感じてしまう方もいます。今回は引越しのストレス症状についてやストレス対策についてご紹介します。
引越しのストレスは侮れない…引越しブルーの正体とは
新しい部屋に引越すのは楽しみな一方、今までとは違う環境でやっていけるのか不安に感じたり引越し疲れを感じたりします。引越しで感じる引越しブルーとはどのようなものなのでしょうか?
引越しは物件を決めたり荷物を片付けたり役所に行って手続きをしたりとやることが山積みです。心身ともに疲れた状態になってしまい、引越し先で何かトラブルが起きたらどうしよう、近所の人とうまくやっていけなかったらどうしようといった心配や、住み慣れた町や家から引越すことの寂しさからうつ状態になってしまうことがあり、これを引越しブルーと呼びます。
引越しがおわったのに体が重い、何だかやる気が起きないといった場合うつ状態になっている可能性を疑ってみましょう。
引越しの心理的ストレスからくる症状
引越しは引越しブルー以外にもさまざまな症状をもたらします。どんな症状が出るのかまとめました。引越し後に体調が悪い方はあてはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
体調不良
引越しの準備は体力を使います。仕事をしながら引越し作業をするとなると、仕事から帰ってきて夜片付けをしたり、休日にまとめてやったりと体を休める暇がない方もいるでしょう。引越しの荷造りがおわらず睡眠不足になってしまう方もいます。またただの睡眠不足だと思っていると引越しブルーでうつ状態になっている可能性もあります。
食欲がない
不安が強い方に見られる症状で疲れや引越しに対する不安から食欲がなくなってしまいます。食欲不振が続くと体力が落ちてしまい、仕事や引越し作業をする体力がなくなってしまいます。
イライラしてしまう
なかなか気に入る引越し先が決まらない、仕事が忙しい時期と引越しが重なってしまったなどでイライラしてしまう場合があります。イライラしてしまうと家族や職場の人に迷惑をかけてしまう可能性があります。イライラが続くとその状態から逃れるために適当に引越し先を決めてしまったりストレスで家具やインテリアグッズを買いすぎてしまったり、引越し先で必要なものもストレス解消しようとして捨ててしまうかもしれません。
物事に集中できなくなる
引越しのことで頭がいっぱいになってしまうと集中力の低下をまねきます。忙しくて睡眠不足もプラスされればさらに集中力が低下するでしょう。集中力が低下してしまうと引越しのための片付けや荷づくりが思うように進まなかったり、引越しで忙しいから仕事を早くおわらせたいのになかなか仕事がおわらなかったり、ミスをしてしまうかもしれません。
ホルモンバランスを崩す
女性に起こる症状が生理不順です。忙しいからといって食欲がわかずあまりものを食べない、睡眠不足であるといった状態が続くと自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れ生理がいつものように来ないといった症状が現れる方もいるでしょう。
引越しでストレスがかからないための対策
ストレスをためずに引越しをしようと思ってもやることが多く環境が変わるのでなかなかストレスを減らすことは難しいでしょう。なるべくストレスがかからない対策についてご紹介します。
楽しいイメージをする
引越しがいやだ、今の家に住み続けていたいと思っているといつまでも気持ちが沈んだままになってしまいます。引越しに対して楽しいイメージをするよう心がけましょう。引越し先での人間関係が心配な方は多いですが、新しい人間関係から親しい友人ができるかもしれないし、恋人ができるかもしれません。
また引越したらほしいものを買いに行く、引越し祝いのパーティーをするなど楽しみになる予定を立てておくと、引越しに対してプラスのイメージができストレスがたまりにくくなるでしょう。
計画的に動く
引越し作業は疲れるものです。なるべく疲れにくくするためにいらないものは処分しておき引越しの荷物を少なくしておきましょう。また引越し後の生活をイメージし、家具の配置を決めておきます。荷物が少なく設置場所も決まっていれば、荷造りするのに体力を消耗しなくてすみます。引越し当日も引越し業者への指示をスムーズに出せるでしょう。しっかりした準備しておくことで疲労やストレスを減らしましょう。
他人に手伝ってもらう
引越しの準備が自分ではなかなか進まない方は引越し業者に荷物の梱包作業もしてもらえるプランで引越しを頼むことで、引越し作業に対するストレスが大幅に減るでしょう。また引越しにおいて電気やガスなどのライフラインの開通は面倒なものです。そういった手続きを代行するサービス業者もいるため、引越し作業で自分の大きなストレス源になりそうなところは他人の手をかりるとストレスがたまりにくくなるでしょう。
まとめ
引越しは新しい部屋探しやインテリア選びなど楽しいものではありますが、部屋探しや引越しの荷物の片付け、役所に行って手続きを行うなどやることも多く疲れやストレスがたまるイベントでもあります。引越しでのストレスがたまると引越しブルーといってうつ状態になってしまったり体調を崩してしまったりする方がいます。ストレスがたまりすぎないよう、引越しに対して楽しいイメージをする、他人の手を借りるなどストレスがかかりにくいよう心がけて引越し作業を行いましょう。